
かかとのひび割れは何が原因?がさがさのかかとをツルツルにする方法も紹介!
目次
はじめに
足裏は目線から最も遠いため、ケアが疎かになりがちです。 特にかかとは、普段の生活で自然に目に入ることがほとんどなく、がさがさしたり、かちかちになったりしやすいです。
かかとのがさがさは、ひび割れにも繋がる危険な兆候ですので、できるだけ早く対処しなければなりません。そのためには、かかとのひび割れやがさがさの原因を知るところから始める必要があります。
そこでこの記事では、かかとのひび割れは何が原因なのか、がさがさのかかとをツルツルにするにはどうすればいいのかということについて、詳しく解説していきます。
かかとのひび割れ、がさがさは何が原因?
かかとがひび割れたり、がさがさしたりする原因は、主に以下4つです。
- 乾燥
- 加齢
- 水虫
- 外部刺激
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
①乾燥
かかとのひび割れやがさがさは、乾燥が原因であることが多いです。 皮膚は、汗による水分と皮脂による油分によって潤いを保っています。 ただ、足裏には汗腺が存在しているものの、皮脂を作り出す皮脂腺が存在していないため、潤いをキープしにくいです。
保湿ケアをしっかり行わないと、かかとが常に乾燥した状態になるため、がさがさやひび割れを引き起こしやすくなります。
②加齢
加齢による機能低下も、かかとのひび割れやがさがさの原因になります。 男性の場合、大きく関係してくるのが「男性ホルモンの分泌量」です。 年齢を重ねると、男性ホルモンが減り、皮脂の分泌量も低下します。 これに伴って、肌が乾燥しやすくなり、かかとのひび割れやがさがさに繋がりやすくなるのです。
また、年齢を重ねると肌のターンオーバーが低下するため、古い角質が蓄積しやすくなります。このような現象も、かかとがひび割れたり、がさがさしたりする原因の1つです。
③水虫
足の裏は乾燥しやすい部分でもありますが、靴や靴下が原因となってムレてしまうことも多いです。そうなると、皮膚糸状菌という真菌が繁殖しやすくなり、水虫を発症する可能性が高くなります。 水虫と聞いて、指の間をイメージする方もいると思いますが、かかと水虫と呼ばれる角質増殖型の水虫も存在しています。
かかと水虫を発症すると、がさがさやひび割れなどの症状が出やすくなりますので、足裏は常に清潔にしておきましょう。
④外部刺激
かかとのひび割れやがさがさは、外部刺激が原因で起こることもあります。 足裏は、体を支える重要な部分であり、特にかかとは歩行による摩擦や着地による衝撃を常に受けています。このような衝撃に耐えられるよう、かかとは他の部分に比べて角質が厚くなっているのですが、大きなダメージを受け続けると、ただでさえ固くて厚い角質がさらに成長してしまうため、がさがさやひび割れの原因になってしまうのです。
サイズが合っていない靴を履いている場合や、裸足生活が習慣化している方の場合、かかとのひび割れやがさがさが起こりやすくなりますので注意してください。
かかとのひび割れ、がさがさを放置するとどうなる?
では次に、かかとのひび割れやがさがさを放置するデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
ひび割れが悪化して出血する
かかとのがさがさを放置していると、ひび割れを引き起こしやすくなります。 経験したことがある方もいると思いますが、かかとのひび割れは想像以上に痛みを伴います。 この状態をさらに放置すると、ひび割れが大きくなったり、いたる所で発生したりするため、場合によっては痛くて歩けなくなってしまうこともあるのです。
タコや魚の目などのトラブルに繋がる
厚くなり過ぎた角質を放置すると、がさがさやひび割れが起こるだけでなく、タコや魚の目に繋がりやすくなります。
タコは痛みを伴いませんが、違和感が残るため日常生活に支障が出てしまうことがあります。魚の目は激しい痛みを伴うことが多く、場合によっては一時的に歩けなくなってしまうケースもありますので注意してください。
がさがさのかかとをツルツルにする方法は?
がさがさのかかと、かちかちのかかとで悩んでいる方は、以下の方法を試してみるのがおすすめです。
かかとやすりで削る
保湿クリームを使う
歩き方や靴を見直す
生活習慣を見直す
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
かかとやすりで削る
かかとの角質が厚くなりすぎている場合は、かかとやすりで余分な角質を落とすのがおすすめです。そうすることにより、かかとのがさがさを解消できるとともに、新たな角質が作られやすくなるため、その他のかかとトラブルも防ぎやすくなります。
保湿クリームを使う
かかとには皮脂分泌腺がないため、他の部分に比べて潤いを保ちにくいです。 そのため、保湿クリームを使いながら潤いを与えてあげることが大切です。 季節に関係なく、常に保湿クリームを使うことによってかかとのがさがさやひび割れを防ぎやすくなります。
歩き方や靴を見直す
間違った歩き方は、かかとのひび割れやがさがさの原因になります。 歩くときは、重心をかかとにかけるのではなく、くるぶしより2~3cmほど前にかけることが大切です。そうすることにより、かかとへの負担が軽減されるため、過度なダメージを予防できます。 また、サイズの合っていない靴や、サンダルなどのかかとが露出している靴を履き続けることもひび割れやがさがさに繋がりますので注意が必要です。
靴選びは、健康的かつ快適に生活をするための第一歩ですので、サイズやフィット感を確認しながら慎重に選ぶようにしましょう。
生活習慣を見直す
かかとのひび割れやがさがさで真っ先に考えられるのが「乾燥」です。 乾燥を防ぐためには、保湿クリームを使うことが大切ですが、体の内側からケアをすることも重要になってきます。
睡眠の質を向上させて新陳代謝を促したり、食事の栄養バランスを意識したりすることによって、ターンオーバーを整えやすくなるため、結果としてかかとのひび割れやがさがさも防げるようになります。
かかとやすりを使うときのポイント
「がさがさしたかかとを今すぐ何とかしたい」という方は、かかとやすりを使ってケアするのがおすすめです。ただし、かかとやすりは使い方が重要であり、間違った使い方をすると症状を悪化させたり新たなトラブルの原因になります。
かかとやすりでがさがさを何とかしたいという方は、以下のポイントを意識しながらケアをしてみてください。
- 入浴後の皮膚が柔らかくなったタイミングで行う
- 外側から内側に向けて削る
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
入浴後に行う
かかとやすりを使うタイミングは、入浴後がベストです。 入浴後は、かかとが清潔な状態になっていますし、角質も適度に柔らかくなっているため、皮膚トラブルを防ぎながら余計な角質を除去できます。
入浴前は皮膚が固く、尚且つ雑菌がいる可能性がありますので避けるのがおすすめです。 こう聞いて、「入浴中の方がいいのでは?」と感じる方もいると思いますが、入浴中は角質が柔らかくなりすぎているため、削りすぎてしまう可能性が高いです。
このようなことから、安全にかかとの角質を除去するためにも、必ず「入浴後」に行うようにしてください。
外側から内側に向けて削る
かかとの角質は、外側から内側に向かって削るのが基本です。 内側から外側に向けて削ると皮膚を傷めてしまいますので注意しましょう。 また、角質を削りすぎると体がもっと皮膚を作ろうとするため、角質がさらに厚くなってしまいます。そのため「まだちょっと固いな」と思うぐらいでやめておくのがおすすめです。
保湿クリームでケアをするときのポイント
かかとのひび割れやがさがさを防ぐ上では、保湿クリームが欠かせません。 保湿クリームを塗るときは、以下2つのポイントを意識することが大切です。
- 優しく包み込むように塗る
- ラップパックをする
優しく包み込むように塗る
かかとに保湿クリームを塗るときは、ごしごし塗りたくるのではなく、優しく包み込むように塗りましょう。新陳代謝を高められるため、ターンオーバーを整えやすくなります。
また、足裏の血行が良くなると、体温の上昇など様々なメリットを得られますので、力を入れずに優しく塗ることを意識してみてください。
ラップパックをする
保湿クリームを塗った後は、ラップパックをするのがおすすめです。 かかと全体に保湿クリームを塗ったら、そのままラップを巻いて、さらにその上から靴下を履くだけですので、誰でも簡単に行えます。
保湿クリーム+靴下+ラップパックでケアをすることにより、かかとの乾燥を解消しやすくなりますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
かかとのひび割れやがさがさは、男女関係なく起こる身近な皮膚トラブルです。 がさがさしたかかとは靴下や靴、じゅうたんなどに引っかかるため、日常生活に支障をきたす可能性が高まります。また、かかとのがさがさを放置すると、固くなったかかとがひび割れてしまい、歩くことが困難になるケースもありますので注意しましょう。
かかとのトラブルは、1日や2日ではどうすることもできないため、セルフケアを習慣化して常に潤いをキープすることが大切です。 今回紹介した「かかとやすり」と「保湿クリーム」は、かかとケアには欠かせないアイテムですので、かかとのひび割れやがさがさで悩んでいる方はぜひ使ってみてください。